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▲ たぶん、キム・ドクシク記者。
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最近、ハリー・ハリス前駐韓米国大使が韓国を離れる前にファイナンシャルタイムズ(FT)とのインタビューで、人種差別を受けたと明らかにした。母親が日本人であることと、口ひげが日帝強占期の『朝鮮総督』を連想させるという理由からである。ハリス前大使は大使に赴任する前、米軍で40年間服務した。彼は軍人であれば憧れるスター(提督)で、しかも四つ星の提督にまで昇進した。太平洋戦争の際、当時の米国の相手は日本ではなかったのか。人種や民族などの出身ではなく、組織内で個人の成果を認められたのだろう。

『歴史を忘れた民族に未来はない』という語録は広く知られている。国家や民族の間違いを繰り返すべきではないという意味である。だがしかし、一部の政界や市民団体では、ウリたちに痛みを与えた日本に必ず復讐しようという意味で使われる。日本から受けた屈辱の根本的な原因が、国際情勢の変化を正確に読めなかった『井の中の蛙(ゐのなかのかはづ)』だった朝鮮朝廷という点を指摘すると、『土着倭寇』攻勢に苦しむことになる。

試験の種類を問わず、大多数の優等生の共通する秘策は『誤答ノート』の整理である。間違った問題を忘れないよう、試験前に正確な内容の想起に役に立つからである。試験を受けている間、気に障る外部の騒音を起こす早朝サッカー会のおじさんたちや、果物売りのトラックに恨みを抱いていては、次回の試験で成績アップの期待はできないだろう。

2019年に反日ブームが吹き荒れ、日本産の不買運動がハゲしかった。国家間の対立が国民の反日感情を触れたのである。ビールや衣類など、多くの日本産製品の販売が急減した。日本の衣料ブランドであるユニクロは、かなりの売場を撤収した。問題は韓国国内の数多くの日式家(日本料理屋)も被害を受けたことである。

さらに大きな問題は、国家間で解決すべき事案を理由に国民の感情が悪化した点である。21世紀を生きる韓国人の意識に、19世紀に朝鮮を侵略した日本の帝国主義のイメージが芽生えた。感情にとらわれると判断が鈍る。韓国をめぐる情勢の変化がハゲしい今、ウリたちと最も近い距離で自由主義と民主主義を共有する日本と日本人に対す見境のない敵がい心が、誰に利益を与えるのかを考え直すべきだと思う。

ソース:毎日経済(韓国語)
https://www.mk.co.kr/opinion/journalist/view/2021/02/140851/