ビッテル神父 
 ・靖国神社の焼却、廃止は米軍の占領政策と相容れない犯罪行為である。靖国神社が国家神道の中枢で、誤った国家主義の根本であるというなら、排すべきは国家神道という制度であり、靖国神社ではない。
我々は、信仰の自由が完全に認められ、神道、佛教、キリスト教、ユダヤ教など、いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて靖国神社にその霊を祀られるようにすることを、進言するものである。
 ・いかなる国家も、その国家のために死んだ人に対して、敬意を払う権利と義務があり、戦勝国、敗戦国を問わず平等の原理である。信仰の自由の中で、どんな宗教を信仰している人であろうと、国のために死んだ人は靖国神社で追悼されるべきである。
上坂冬子氏 
 胡錦濤主席および中国民衆の諸君。そもそも、あなた方は何を根拠にA級戦犯を目の仇にするのか。A級戦犯というのは、半世紀前、つまり日本が他国に対して到底ODAなど振舞える力がなかったころ、
戦勝国が一方的に敗戦国を裁いた、裁判とはいえぬ裁判によって勝手に貼られたレッテルである。我々はあれを裁判とは認めない。 
 しかも、裁いたのは中華人民共和国ではなく中華民国である。あなた方は、1999年の国慶節に建国五十年を祝ったではないか。つまり極東国際軍事裁判当時、あなた方の国は誕生していなかったはずだ。
もちろん、三十年前から中華人民共和国のみが一つの中国として国連で認められているし、
毛沢東と蒋介石との内戦によって中華民国は中華人民共和国に吸収されたという論理も承知している。
だが、現実を見るがいい。国家とは領土と国民と統治権からなる。