(台北中央社)米駆逐艦1隻が24日、台湾海峡を北から南に向かって航行したことが分かった。国防部(国防省)が25日、明らかにした。米軍艦の台湾海峡通過は、バイデン政権下では2度目となる。

米海軍第7艦隊が発表した報道資料によると、台湾海峡を通過したのは、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」。同艦隊は、「自由で開かれたインド太平洋への約束を示す」ための行動であるとし、国際法が許す地域での飛行や航海を続ける米国の姿勢を強調した。

先月20日に発足したバイデン政権。今月4日には、同級ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が、政権交代後初めて、台湾海峡を北から南に航行した。

国防部は、今回の米軍艦の航行は通常任務だと説明。国軍は台湾周辺の海、空域における状況を全て把握しており、異常はないとした。

(游凱翔/編集:塚越西穂)

中央社フォーカス台湾 2021/02/25 19:29
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202102250008.aspx

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米ミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」=米国防総省のウェブサイトから