(写真)
https://www.yeongnam.com/mnt/file/202103/2021032801001028700042441.jpg
▲ 1982年、カップ麺発売試食会議中のン・チュンホ会長。
_______________________________________________________

『辛ラーメン(シン・ラミョン)』や『セウカン(えびせん)』神話を築いた農心(ノンシム)の創業者、シン・チュンホ(辛春浩)会長が去る27日に死去した。享年92歳。

1930年に蔚山(ウルサン)で生まれたシン会長は1965年に農心を創業して以降、56年間会社を率いてきた。シン会長はロッテグループの創業者である故シン・ギョクホ(辛格浩=重光武雄)ロッテグループ名誉会長の2番目の弟。

1958年に大学を卒業した後、日本で成功を収めたシン・キョクホ会長を支えて製菓事業を開始した後、1963年から独自の事業を模索し、当時日本で簡単に調理できるラーメンが大きな人気を集めたことに注目し、『農心』を創業した。彼は農心を創業した後、辛ラーメンやチャパゲティ(韓国風ジャージャー?)、セウカンなど、国民的に愛される製品を相次いで開発した。シン会長の力作である辛ラーメンは現在、全世界100か国以上に輸出されている。

一方でシン会長が死去したことにより、半世紀以上続いた農心家とロッテ家の確執が解けるか否かに注目が集まっている。シン・チュンホ会長は1965年にラーメン事業の推進をめぐり、ロッテグループのシン・ギョクホ会長と対立した末、ラーメン会社であるロッテ工業を設立してから独立した。だがしかし、シン・ギョクホ会長がロッテの社名の使用を禁止すると、1978年に社名を農心に替えてロッテと決別した。

ソース:嶺南日報(韓国語)
https://www.yeongnam.com/web/view.php?key=20210328010004244