【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地検は9日、2018年6月の南東部・蔚山市長選に介入したとして、公職選挙法違反の罪で青瓦台(大統領府)の李震錫(イ・ジンソク)国政状況室長を在宅起訴した。

 地検は昨年1月、同じ罪などで宋哲鎬(ソン・チョルホ)蔚山市長、韓秉道(ハン・ビョンド)青瓦台政務首席秘書官ら13人を起訴している。

 青瓦台の社会政策秘書官だった李氏は再選を目指していた金起ヒョン(キム・ギヒョン)市長(当時、現在は最大野党「国民の力」国会議員)の目玉公約だった労働災害専門病院の建設を巡り、事前の妥当性調査の結果発表を遅らせるよう介入した罪に問われている。

 李氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の友人、宋氏から要請を受け、企画財政部に選挙直前の18年5月に妥当性調査の結果を発表するよう働きかけたという。

 企画財政部は選挙の約20日前、事前の妥当性調査を通過しなかったと発表。建設計画は白紙となった。

聯合ニュース 2021.04.09 17:27
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李震錫・国政状況室長(資料写真)=(聯合ニュース)