2021-06-13 15:00
https://www.nocutnews.co.kr/news/5569525

警察官が話を聞いてくれないという理由で腹立ちまぎれに地区隊(※交番のこと)に火を付けようとした60代男性に実刑が宣告された。

大邱地方法院第11刑事部(裁判長イ・サンオ)は公用建造物放火未遂の疑いで起訴されたA(62)氏に懲役1年2ヶ月を宣告すると13日明らかにした。

A氏は去年12月、慶北漆谷郡のある地区隊に火を付けようとした疑いで裁判に掛けられた。

彼は普段警察官に持っていた不満を吐露するために酒を飲んで地区隊を訪ねたが、警察官たちが話を聞いてくれないという理由で火が出て、犯行を犯した。

A氏は所持していたソッパジ(※ステテコやトランクス?みたいな下着)を地区隊のドアの隙間の差し込んだ後、ライターで火を付けた。

火がドアにあるゴムパッキンに燃え移ったのを見付けた警察官が鎮火に乗り出して、放火は未遂に終わった。

裁判部は「被告人は数十回刑事処罰を受けた前歴があり、酒に酔って地区隊を訪ねて、警察官たちがドアを閉めたという理由で放火しようとしたが未遂に終わったもので、犯行の経緯と手法などに照らして、罪質が良くない」として「被告人の行為で発生した危険が大きくないようだとしても、非難の可能性は小さくない」と量刑理由を明らかにした。

続いて「しかし、犯行が未遂に終わって、大きな被害が発生せず、被告人が犯行を認めて反省している」と話した。

一方、国民参加裁判で開かれたこの事件の陪審員7人全員、満場一致で被告人に対して有罪と評決した。