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小松緑「朝鮮併合之裏面」大正九年九月二十日発行
https://books.google.co.jp/books?id=sfAKMhM1xDgC&printsec=frontcover&dq=%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BD%B5%E5%90%88%E4%B9%8B%E8%A3%8F%E9%9D%A2&hl=ja&sa=X&redir_esc=y#v=onepage&q=%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E4%BD%B5%E5%90%88%E4%B9%8B%E8%A3%8F%E9%9D%A2&f=false
第二章「霊南坂の三頭密議」11頁

 
愈々伊藤統監に面会して、桂首相先づ口を開いて、朝鮮問題は、同国を我国に併合するより外に解決の途がない旨を告げると、伊藤統監は、案外にも、それは至極御同感ぢゃと言はれる。そこで、小村外相から、実行方針として、条約の締結や、王室の処分法等を述べて、公の意見を叩かれた。伊藤統監はそれを傾聴し、説明も求めず、質問も発せず、其れも好し、此れも可也とて、悉く同意を表せられた。