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第81回帝国議会 貴族院 予算委員第三分科会(内務省、文部省、厚生省) 第2号 昭和18年2月26日、1-3頁。

○政府委員(田中武雄君) 
それから次は創氏の問題、志願兵問題等に付きまして、官辺の強制と云ふやうなことに関してでございまするが、是は私共も仰せの如く同じやうなことを耳に致して居りましたので、揣(はか)らずも自分がさう云ったやうなことに対しまして責任の地位に立ちましたので、さう云ったことに対しまして間違って居ることがあるならば是正をして参りたいと考へまして、色々事実の真相を調べて見たのであります、必ずしも絶対にさう云ふことがなかったとは申上げ兼ねまするのでありまして、一部遺憾な事例もあるやうであります、併し将来は左様なことのないやうに、適正に運営して参りたいと斯様に存じて居ります、特に志願兵制度等に付きましては、総督の言明でありました、新聞に何十万志願者があったと云ふようなことを余りに書くことは、一面に於て由なき宣伝のようにも見えるし、又それがために道の競争と云ふやうな心理を誘発する虞れもあるから、一切新聞に書かすなと云ふことを厳命されました、確か今年は何倍あったと云ふやうなことは新聞には一切書かさなかったと記憶致して居ります、”
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