サムスン電子とSKハイニックス、ソウル大に半導体学科新設へ

サムスン電子とSKハイニックスが来年、ソウル大に「半導体契約学科」を新設するために激しい水面下の競争を繰り広げている。学費の支援に加えて採用の保証まで掲げて専門人材の「青田買い」に乗り出した。

5日、業界によると、サムスン電子は最近、ソウル大学に来年から80人定員の半導体契約学科を新設し、5年間共同運営することを提案した。学費をはじめ、生活費として使える奨学金を支援し、卒業後のサムスン電子の採用も保証するという条件を提示した。これに先立ち、SKハイニックスもソウル大学に半導体契約学科の共同運営を要請したという。契約学科は通常、大学と企業が1対1契約を結び、5年間一時運営する。

サムスン電子とSKハイニックスが現在運営に参加した半導体契約学科は、計7か所だ。 昨年の3か所から今年4か所追加された。サムスン電子は昨年、延世大学(定員50人)、成均館大学(70人)に続き、今年、KAIST(100人)、ポステック(40人)と協力して半導体契約学科を新設した。計260人規模だ。

SKハイニックスは昨年、高麗大学(30人)に続き、今年は西江大学(30人)、漢陽(ハンヤン)大学(40人)と半導体契約学科を開設した。