韓国1部全北現代に移籍した元日本代表MF天野純(31)に激怒して波紋を呼んでいる蔚山現代の洪明甫監督(ホン・ミョンボ=53)が、騒動の火消しに躍起になっている。

 洪監督は天野が今オフにライバルチームの全北へ移籍したことに激怒。「結局はカネだ」「うそをついた」「日本人選手の中で最悪だ」などと猛批判をして物議を醸している。

 蔚山側が天野の説明に反論するなど騒動は泥沼化しているが、自ら火種をまいた洪監督は騒動の収束へとかじを切り始めた。

 同国放送局「SBS」によると、天野への批判の言葉があまりにも過激なため、同国内で洪監督への批判が高まっていることに対して「私は絶対、個人攻撃をしていない」と主張。その上で「私は日本で5年間、選手生活を送った。多くの友人がいて、尊敬する指導者も日本にいる」と事態が日韓問題へと発展しないよう〝親日家〟の一面をアピールした。

 そして「日本にいた時には、尊敬する監督もいた。私は天野に『その人のような監督になりたいんだ』という考えも話したことがあるんだ。だから個人的な攻撃はしなかった」と持論を展開。天野との関係は良好であることを強調した。

 今回の一件に関する報道は韓国でもヒートアップする一方で、洪監督も今後への影響を懸念して収束を図っているようだ。

東スポWEB 1/17(火) 18:46配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/38ac0a34689007a7ad70ad9307c8efbae4a8c202