昨年8月、ツイッターに尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻への殺害予告を書き込んだとして、40代の男が送検されたことが26日までに分かった。

 ソウル陽川警察署は、先月26日に脅迫の疑いでこの男を在宅のまま送検したと発表した。

 警察は昨年8月、国家情報院から「尹大統領と金建希(キム・ゴンヒ)夫人を含む与党の主要関係者に対する殺害予告のようなものがツイッターに投稿された」と通報を受けて水面下で捜査を開始した。

 問題のツイッターアカウントは「無能な尹錫悦、金建希、首を切る。斬首」「2022年8月29日は尹錫悦、金建希、韓東勲(ハン・ドンフン、法相)、権性東(クォン・ソンドン、与党議員)、朱豪英(チュ・ホヨン、与党院内代表)の死亡日」などと書き込んでいたという。

 また、このアカウントは金建希夫人の写真とともに「いっそ自殺しろ」「そのうちお前も朴正煕(パク・チョンヒ、元大統領)、安倍晋三(元首相)のように銃で撃たれるぞ」などと脅迫めいた書き込みもしていた。

 安倍晋三元首相は昨年7月、遊説中に銃撃されて死亡した。

 警察は今回、ツイッターのサーバーが米国にあることから被疑者の身元特定が難しいとしていたが、ツイッター側が身元特定に協力し、男の検挙につながったことが分かった。

 男の身元について陽川警察署は「40代の無職の男だ。職歴は個人情報なので公開できない。特定の政党の支持者かどうかは不明」と説明した。

キム・ミョンイル記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2023/01/26 19:16
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