【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は27日、中国の軍用機2機が26日午前に南西部の韓国防空識別圏(KADIZ)に進入したと発表した。

 中国の軍用機は26日午前10時半に1機、同11時10分に1機がKADIZに進入。正午ごろにKADIZから出た。2機のうち1機は同午後3時ごろ、再びKADIZに入った。いずれも領空侵犯はなかったという。

 同空域は韓国と中国の防空識別圏が重なる。韓国軍は対抗措置として、F15K戦闘機などを発進させたという。

 米国は26日にオースティン国防長官の韓国訪問を発表しており、中国のKADIZ進入は米国防トップの訪韓を前に存在感をアピールし、米国をけん制する狙いがあるとみられる。

聯合ニュース 2023.01.27 17:44
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