日本の卵、4億個が香港人の胃袋に 
輸出の9割、3年で3倍に急増
2/7(火) 22:00 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/11e550c03fca66b1cf66b28bc6a55e315012c519
日本から香港への生卵(鶏卵)の輸出が右肩上がりで伸びている。
日本養鶏協会によれば、昨年の輸出量は前年比3割増の約2万8250トンとなり、この3年で3・3倍に。
鶏卵輸出全体の92%を占めた。
向かった卵の数は4億個あまりにのぼり、日本食が大好きな香港人の胃袋に収まっている。
香港は、2020年まで16年連続で、世界の国と地域のなかで、
日本の農林水産物・食品の輸出がナンバー1となるほど、日本の食材が人気の地域。
3日に農林水産省が発表した統計によると、22年も人口が200倍近い中国本土(2783億円)に次いで、
2位(2086億円)につけている。

香港向け輸出では、日本酒、ホタテや牛肉、ナマコなどが上位の常連だが、
鶏卵が19年ごろから急増し始め、22年は79億円に達した。

もともとは、中国本土のほか、米国、タイ産などが多かったが、
これらの鶏卵価格が値上がりしたうえ、新型コロナによる輸出規制や物流の乱れなどが重なり、
日本産が急激に増えたという。
香港政府の統計によれば、12年は1千万個余りだった日本産卵の輸入は、
22年には4億1315万個にまで増えた。
香港の人口は、昨年6月時点で約729万人。