「金正恩の米屋」にも在庫なし…北朝鮮で餓死者続出 デイリーNKジャパン / 2023年2月22日 6時28分
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「第一に前年比で生産量が減少した。第二に北の当局で食糧供給と流通に対する政策を変える動きが見られ、流通問題の可能性がある」

食糧供給と流通の政策変化とは、穀物の販売を国営の「糧穀販売所」に独占させ、市場での販売を禁じたことを言う。表向きは米価の安定を図るのが目的とされているが、国民の食料調達を国家が支配することで、不平不満を抑えることにつながっていたかつての配給制を復活させたいものと見られる。

ところが農民たちは、この政策に非協力的だとされる。糧穀販売所の買取価格が、市場よりも安く設定されているためだ。一方、当局は市場での穀物の売買を取り締まっている。そのため、ただでさえ不作のせいで少ない食糧が、販売所にも市場にも出てこない事態になっているのだ。