イラクの中央銀行は22日、中国との貿易における人民元建て直接決済の許可を含む外貨準備改善のための新たな措置を発表しました。

それによりますと、対中貿易で人民元による直接決済を行うには二通りの方法があります。
一つ目は、同国の銀行が中国の銀行に開設した人民元口座を通じて同国の人民元準備高を増額すること。
二つ目は、同国の中央銀行がJPモルガン、もしくはシンガポールのDBS銀行に持っている口座を通じて、人民元との交換に用いる米ドルの準備高を増額することです。

イラク政府の経済顧問によりますと、イラクが中国からの輸入貿易について人民元での決済を許可したのはこれが初めてで、これまでは中国との貿易は米ドルで決済されていました。
今回イラクの中央銀行が発表した措置は、国際市場における人民元の地位が日増しに向上していることを示しており、
これらの措置によってイラクと中国の貿易がより利便性を増すことになるだろうと見込まれています。

現在、中国はイラクにとって最大の貿易パートナーであり、中国にとってイラクはアラブ諸国で3番目の貿易パートナーです。(提供/CRI)

CRI online 2023年2月26日(日) 6時0分
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