米カリフォルニア州で銃撃事件が相次いだことを受け、銃を購入したり購入を検討したりするアジア系米国人が増えていると、中国の華僑華人向けメディア「中国僑網」が22日付で報じた。

記事によると、アジア系の銃購入者は全米の銃の総売上高のほんの一部を占めているにすぎない。
米シンクタンク、ピュー・リサーチ・センターの2021年の調査によると、アジア系の成人の銃所持率はわずか10%で、アジア系の10%が銃のある家庭で暮らしているのに対し、
白人の成人の銃所持率は36%で、白人の11%が銃のある家庭で暮らしている。

一方で、新しい銃所持者の多くがアジア系を含む有色人種であることが、21年の全米銃器調査で分かった。

ベイエリアで暮らす34歳のアジア系女性は、こうした新たな銃の購入者の一人だ。
新型コロナが流行する中で自衛のために購入した。アジア系がつばを吐きかけられたり、殴られたり、転ばされたり、さらには殺害されたりする数十件の動画を思い出しながら、
「その時、自分が米国人ではなくなったとはっきりと意識した。私は突然、アジア系になった」と語った。

記事は、こうした傾向について、銃の安全を求める活動家のコメントとして「全米規模で高まり続ける人種間緊張に対応したもの」と報じている。(翻訳・編集/柳川)

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Record China 2023年2月25日(土) 21時0分
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