【ソウル聯合ニュース】徴用賠償問題を巡る韓国政府の解決策発表を機に、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が日米の首脳と相次いで会談する可能性が高まった。

 韓国大統領室によると、尹大統領は岸田文雄首相と会談するため、今月中に日本を訪問することが有力視されている。

 韓国政府が6日に両国間の最大の懸案だった徴用賠償問題の解決策を発表し、
日本も韓国が求めた「呼応」に応じる姿勢を見せたことで4年ぶりとなる韓国大統領の訪日が具体的に検討されている。
日本メディアも尹大統領が16~17日に訪日する可能性があると報じた。

 大統領室は「(韓日)首脳会談の協議はまだ始まっていない」としているが、両国の首脳が毎年相互に訪問するシャトル外交が12年ぶりに復活することを期待する雰囲気だ。

 韓米同盟70年を迎え、来月下旬には尹大統領の訪米が予定されている。

 5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも、韓米日の首脳が集まる可能性が高い。
韓国は加盟国ではないが、招待国として参加することができる。岸田首相の地元でもある広島を舞台に、韓米日の三角協力をアピールするなど一定の成果を出す可能性もある。

 米政府はこれまで中国をけん制するためには韓米日の協力が不可欠との認識の下、韓日関係の改善を一貫して求めてきた。

 尹大統領も大統領候補時代から韓米日の三角関係の重要性を強調してきた。

 韓国政府の解決策発表で、徴用問題や日本の対韓輸出規制問題も一段落したと評価されるなか、韓米日3カ国は今後、実質的な三角協力を推進することに力を入れていくとみられる。

3/7(火) 8:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fcd19529214066ee2053c97e9aeca5f9a9d7434