うつ‐うつ【鬱鬱】

〘形動タリ〙
① 草木のおい茂っているさま。
※本朝文粋(1060頃)一・柳化為松賦〈紀長谷雄〉「只須レ鬱二鬱於秦皇之封一。徒観其翠惟新葉」
※入郷記(1906)〈国木田独歩〉「一山の鬱々(ウツウツ)と茂りたるあり」
② 雲や霧がたれこめているさま。
※菅家文草(900頃)四・寄白菊四十韻「鬱々江雲臭 濛々澗雨温」
③ 気がめいってはればれしないさま