まさかの黒星スタートで暗雲が垂れ込めている。

 3月9日、ついにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が日本でも開幕。1次ラウンド・プールBの第1試合では韓国とオーストラリアが激突し、壮絶なシーソーゲームをオーストラリアが8対7で制した。

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 痛恨の敗北を喫した韓国代表。一時はヤン・ウィジの3ランで逆転に成功したが、自慢の投手陣がリードを守れず。7回表には2ベースを放ったカン・ペクホが喜びすぎて2塁ベースから離れてタッチアウトになる大失態を犯し、チームの勢いを削いだ。その直後に3ランを浴びてリードを広げられると、猛追及ばず1点差で逃げ切られた。

 韓国メディア『Edaily』は「まただ! まただ! まただ! 初戦敗北の悪夢を繰り返す韓国が崖っぷち」と題して怒りを滲ませ、次のようにレポートしている。

「2006年と09年の大会はともに初戦で台湾に勝って流れに乗り、ベスト4、準優勝という好成績を得た。だが過去2大会は初戦でそれぞれオランダ、イスラエルに敗れて、結果的にそれが大きく響き、1次ラウンド敗退の屈辱を味わった。初戦がどれだけ大切かは監督も選手たちもみな、口にしていたではないか! 早くも目標である準決勝進出はおろか、準々決勝行きさえ不透明になってしまった」
 
 さらに同メディアは「これで日本戦は勝つしかなくなった。オーストラリアに勝って余裕を持って挑むつもりが、その希望は叶わなかったのだ」と断じ、「国際大会では“最初の一歩”がきわめて重要なのだ」とあらためて衝撃の敗北を悔やんだ。

 韓国代表は明日3月10日、背水の陣で侍ジャパンとの決戦に臨む。

構成●THE DIGEST編集部

THE DIGEST 2023.03.09
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