中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で16日、社会学者でフェミニストの上野千鶴子氏の「結婚」に関連する複数のワードがトレンド入りした。

中国メディアの鳳凰週刊はウェイボーへの投稿で、関連するハッシュタグを付けて、上野氏が婦人公論への寄稿で、
「“おひとりさまの教祖”上野千鶴子が入籍していた」とする週刊文春報道に反論し、歴史家の色川大吉氏との婚姻届を地元の自治体に提出したのは色川氏が亡くなる前日の2021年9月6日であること、
色川氏が上野姓に変え、「15時間の花嫁」だったこと、上野氏が晩年の色川氏の介護をしていたこと、上野氏が「わたしは『おひとりさまの教祖』ではない。
おひとりさま教などというものを広めたこともない」と反論したことなどを伝えた。

少子高齢化が進む中国では、上野氏の著書の中国語訳が相次いで刊行されてヒットし、特に女性の間で「上野千鶴子ブーム」が起きている。

ウェイボー上には、上野氏の「結婚」について多くのコメントが寄せられており、
「どうってことないと思う。上野さん自ら、結婚しないことが完璧なフェミニストとは思わないと語っているし、女性は結婚すべきでないと広めたこともないし」
「フェミニズムとは『結婚しない出産しない』とノットイコールであり、『慎重に選択する』ことだと、私はずっとそう考えている」
「上野さんの主張は常に『あなたには結婚する自由と結婚しない自由がある』『女性は自由だ』というもの
」という声に多くの共感が寄せられていた。(翻訳・編集/柳川)

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Record China 2023年3月16日(木) 19時0分
https://www.recordchina.co.jp/b910898-s25-c30-d0192.html