【北京=三塚聖平】中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は4日の記者会見で、米共和党のマッカーシー下院議長が台湾の蔡英文総統と5日に米国内で会談することに「断固反対する」と反発した。毛氏は「中国は国家の主権と領土の保全を断固として力強く守り抜く」と述べ、報復措置をとる構えを示した。

毛氏は、蔡氏が訪米して米国の「ナンバー3」であるマッカーシー氏と会談することは「中国の主権と領土保全を深刻に損なう」と主張。米側に対し、米国の政界要人や政府職員が蔡氏と会談や接触を行わないよう強く求めた。

昨年8月にペロシ米下院議長(当時)が訪台した際には、中国軍が台湾周辺で大規模な軍事演習を行った。

産経新聞 2023/4/4 17:46
https://www.sankei.com/article/20230404-K37ATCKDDNI57JYKBJ4MKHHL4Y/