男が寝静まる夜の鐘が鳴るまで女は家から出れず朝の鐘までに帰らねばならない
民は貧しさから一日三食など無縁でたまに入手する一匙の雑穀を大鍋の湯で作る薄いスープを
家族や親戚で分け合って啜る。珍しく仕事関係などにより食事の招待を得たならば、
前にいつ食ったか思い出せないほど次にいつ食えるかわからないので、三人分でも四人分でも
もっとくれと要求し必死に胃袋に詰め込み、それでももっと出せと要求する
目を離した隙きに食材を服に隠してはっきりと不自然に服が膨らむほど隠し終えるとやっと満足して帰える

外国人旅行者が見た李氏朝鮮時代の朝鮮人