中央日報/中央日報日本語版2023.05.01 16:04

「2018年に会った金与正(キム・ヨジョン)氏、隣の席で腕触って…周辺から『お前の彼女か』とからかわれることも」

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は28日(現地時間)、国連軍司令部所属でDMZに8年間勤務した米海軍の
退役将校ダニエル・エドワード・マクシャン元少佐が最もきまり悪かった瞬間をこのように紹介したと伝えた。

マクシャン氏はDMZ勤務期間中に最もきまり悪かった瞬間として、
2018年板門店(パンムンジョム)で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹である金与正労働党副部長に会った時を挙げた。

金副部長は金委員長と文在寅(ムン・ジェイン)当時大統領の首脳会談を準備をするために板門店を訪れたが、
会議場所で自身の隣の席に座って笑いながら腕を軽く触ったこともあるという。

これを見た板門店に勤務していた軍人が金副部長が「彼女」かと言いながらからかったりもしたとマクシャン氏は同時を振り返った。

マクシャン氏は板門店で2013年から2021年まで最長期間勤務し、刻一刻と変わる南北関係を全身で感じてきた。

2019年6月板門店で電撃的に行われた歴史的な米朝首脳会談を現場で見守り、
世界で最後に残された冷戦の火薬庫として冷や汗を流す経験もあったとマクシャン氏はNYTに語った。

板門店に駐留した一部の軍人は自分のことを「DMZの明るいクレイジーな僧侶」と呼ぶという。
孤立して出入りが禁止されたところで服務するのは修道院に住むことと似ていたからだった。
彼らは料理の会を結成したり、「世界で最も危険なゴルフコース」でティーオフをしたりした。3面が地雷に囲まれたパー3ホールがあったからだ。

マクシャン氏は板門店の勤務が始まった当時の記憶が昨日のように鮮明だと打ち明けた。勤務初日の夜、周辺で地雷1発が爆発し、翌日には2発が爆発したという。

DMZには地雷200万発が散らばっている。マクシャン氏は「文化的衝撃だった」と伝えた。

マクシャン氏の日課の一つは午前10時と午後5時の一日2回、直通電話で北朝鮮側に電話をかけることだった。
大部分は「草刈りの作業中だとか、(誤認して)撃つな」というような日常的な会話だったという。

米朝両国将校が板門店で時々会うと野球のような私的な話を交わすこともあった。
北朝鮮軍は米国菓子ドリトスと韓国のチョコパイが好きだったとマクシャン氏は紹介した。

マクシャン氏は板門店周辺をうろついていた白い犬を約2週間世話したところ、ある日自然に軍事境界線を越えて北朝鮮側地域である板門閣に入り、
米将校の間で「犬が北朝鮮スパイだった」という冗談が出たこともあったと語った。

しかし、DMZ内の雰囲気が常に平和だったわけではない。

ー後略ー

全文はソースから

https://japanese.joins.com/JArticle/303852