2023年6月5日、韓国・インサイトが「日本では最近、笑顔の授業が人気を集めている」と伝え、韓国のネット上で話題となっている。

記事は「日本の場合、コロナ禍期間もマスクの着用は強制ではなかったが、ほとんどの人がマスクを着用していた。コロナ禍前もアレルギーや大気汚染の防止用、または他人を配慮するために数十年間マスクを着用してきた」と説明。その上で「コロナ禍が落ち着きマスクを外す人が増えてきた中、自然な笑顔を練習したい人を対象とした授業が人気だ」とし、ビジネスマナー講師の川野恵子さんの活動を紹介している。

記事は「川野さんは企業のオフィスから老人ホームまで回り、ここ6年間で4000人以上もの人に笑顔のつくり方を教えてきた。コロナ禍で一時は需要が減ったが、最近また受講生が増え、川野さんが運営する『笑顔育』の講義視聴者は4.5倍に増加した」「河野さんの授業は1時間ほどの対面授業とオンラインで行われる。ヨガを活用し、口元の筋肉を引き上げ、頬骨の筋肉を強化するトレーニングを行う」などと説明している。

また「日本では過去にも笑顔の授業があったが、主に小売店の職員を対象にしたものだった。日本社会では他人に笑顔を見せるより、腰を曲げてあいさつすることの方が重要視されていたため」とし、「専門家からは、笑顔の授業について『非常に西欧的な現象』と指摘する声も出ている」とも伝えている。

これに韓国のネットユーザーからは「笑い方を学ぶって本当?」「なんだか奇妙」「それもストレスになる。もっと気楽に笑って気楽に暮らした方がいい」「コロナ禍でもマスクを外す時間はあったし、笑う機会もあったのに。本当に不思議な国」「たしかに長い間マスクをしていたからか、人と会うとうまく表情がつくれない時がある。自分の笑顔がひきつっていないか考えさせられる記事だ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)

Record Korea 2023年6月7日(水) 7時0分
https://www.recordchina.co.jp/b915226-s39-c30-d0191.html