[ロンドン 9日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が公表した新興国市場の資金フローによると、
5月は104億ドルの流入超となり、5カ月連続で資金が流入した。

一方、中国債券市場からは72億ドルが流出し、中国株式市場への流入も1億ドルにとどまった。

過去1年間、中国債券市場からは590億ドルが流出したが、中国株式市場には337億ドルが流入した。

IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は「われわれのデータは全般的にポジティブな基調を示しているが、
中国債券は5カ月連続の売り越しで、中国株式の買い越しも小規模にとどまっている」と説明した。

さえない経済指標や米中関係の悪化、市場を不安定にさせる恐れのある中国当局の規制を背景に中国対する投資意欲は冷え込んでいる。

新興国全体では、株式に69億ドル、債券に35億ドル、それぞれ流入した。

6/12(月) 7:53配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/73a5f69fe3dff91c8c1487bec52f591c78fec082