中央日報/中央日報日本語版 2023.06.12 08:53

ロシアとドイツを結ぶ海底ガスパイプラインのノルドストリーム爆破事件にポーランドが作戦基地として利用された状況が
ドイツ捜査当局によってとらえられたという外信報道出てきた。

昨年9月に発生したこの事件にウクライナの友好国であり北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるポーランドが関与した可能性が新たに提起されたのだ。
これに先立ちノルドストリーム爆発の背後がウクライナであり米情報当局がこの計画を事前に察知していたという報道が出ていた。

ウォール・ストリート・ジャーナルが10日に伝えたところによると、ドイツ連邦犯罪捜査庁(BKA)は
ノルドストリーム破壊作戦を遂行するのに使われたと推定されるヨット
「アンドロメダ号」が当時ポーランド海域で航海していたことを把握し、その理由を調査している。
アンドロメダ号がポーランド領海に移動したという事実はこれまで公開されていなかった内容だ。
また、ポーランドがノルドストリーム破壊作戦の物流・資金調達の中心地の役割をしていたという調査結果も出てきたと同紙は付け加えた。

報道によると、BKAが爆破事件前後にアンドロメダ号の2週間の航路を再構成した結果、
この船は目的地から抜け出してポーランド海域に行ったことが明らかになった。
また、アンドロメダ号の無線・航法装備と衛星資料、容疑者の携帯電話と電子メールアカウントから確保した情報を総合し、
この船がノルドストリーム爆発地点をすべて通過していたことを確認した。

このほかにも防犯カメラ、目撃者の証言を通じ、ドイツの港でアンドロメダ号に物品を積み込むのに使われた白いバンが
ポーランドのナンバープレートを付けていた点もドイツ捜査当局が確認したと同紙は伝えた。

これはアンドロメダ号が2週間にわたりポーランドを行き来しながらノルドストリーム爆破物資と容疑者を運んだという意味となる。
BKAはこのヨットから出たDNAサンプルがウクライナ兵のDNAと一致するのかどうかも確認に乗り出した。

https://japanese.joins.com/JArticle/305385