Record China 2023年6月12日(月) 10時0分

米国がインドを「NATOプラス」に引き込みたいという考えを示したことを受け、
インドのジャイシャンカル外相は8日の記者会見で、
「NATOプラスに参加するつもりはない」「NATOのテンプレートはインドにはふさわしくない」などと述べて拒否した。
中国メディアの観察者網が10日付で報じた。

記事によると、モディ首相の6月下旬の訪米を前に、
米下院の「米国と中国共産党の戦略的競争に関する特別委員会」は、対中国けん制・抑止の目的を果たすため、
インドをNATOプラスに引き込むよう勧告した。

NATOプラスとは、NATO(北大西洋条約機構)加盟31カ国に
オーストラリア、ニュージーランド、日本、イスラエル、韓国の5カ国を加えた安全保障協定のこと。

米国のガルセッティ駐インド大使は5月31日、インドのニュースチャンネル「WION」のインタビューで、
「インドが軍事同盟に参加したいかどうかはインドの判断に委ねられている」
「インドの決定に関係なく、ニューデリーとワシントンは今後も団結し続けるだろう」とし、
「何でも検討中だ。インドにとって何が最も合理的かを決めるのはインド次第だ」と語っていた。
(翻訳・編集/柳川)

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