台湾国防部(国防省)は21日、中国国産空母「山東」の艦隊が同日、台湾海峡を通過したと発表した。
暗黙の「休戦ライン」である中間線の中国側を航行した。また「海峡の西側から南方に向かった」とした。

国防部によると、中国の軍用機延べ19機と艦船延べ5隻が同日午前6時(日本時間同7時)までの24時間に台湾海峡周辺で活動した。
軍用機のうち、対潜哨戒機「運8」などが南西の防空識別圏に進入した。

報道官は空母について「台湾軍は総合的な監視手法で綿密に動向把握している」と強調した。

「山東」の艦隊は5月27日も台湾海峡を通過した。中国軍は昨年8月以降、軍用機による中間線越えを常態化。
さらに周辺での活動規模を拡大するなど、圧力をエスカレートさせている。(共同)

2023/6/22 06:32
https://www.sankei.com/article/20230622-4HO6IP5GBRMVTDMCWU2SUMEHDI/