コリン・ベル監督がモロッコ戦後に見解
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韓国女子代表はモロッコ代表に敗戦【写真:ロイター】

 女子サッカー界は現在、オーストラリアとニュージーランドの共催でワールドカップ(W杯)が開催中で、
グループリーグの熱い戦いが繰り広げられている。
韓国女子代表は7月30日のグループリーグ第2戦モロッコ戦を落として2連敗。
チームを率いるコリン・ベル監督は、日本を引き合いに出しながら「体制の再編が必要だ」と説いた。
韓国紙「朝鮮日報」が伝えた。

 韓国女子代表は、7月25日のW杯グループリーグ第1戦でコロンビアに0-2で敗戦。
30日にはFIFAランキングが大きく落ちる初出場モロッコ相手に0-1で敗れ、2連敗となった。

 一方で、グループが異なる日本は第1戦でザンビアに5-0、第2戦でコスタリカに2-0で勝利し、
7月31日のスペインとの一戦を残して決勝トーナメント進出を決めている。

 韓国女子サッカー史上初の外国人指揮官として就任したイングランド人のベル監督は、
モロッコに敗れた時点でグループ最下位(暫定)に転落したなかで、記者会見で「我々はよく戦った。
選手たちが4年間頑張ってきたことを知っているので、私が経験してきた中で最もつらい状況だ」と語ったという。

 また、ベル監督は韓国女子のWKリーグなど、根本的に変えていかないといけないと危機感を募らせている。

「我々は体制や人材、すべてを変えなければならない。ドイツの場合、過去に完全な改革を行って変貌した。
監督として(今大会は)警鐘のように感じる。成功できないのは、取り組んでいる何かがきちんと機能していないということだ。
若い選手たちがもっと早くサッカーに触れないといけない。
12歳、13歳の選手たちはどんどん試合をしなければいけないのに、そうできずにいる。
(韓国は)日本とよく比較されるが、日本は明確な哲学を持っており、30年間の長期ビジョンもある。我々も体制の再編が必要だ」

 女子W杯の結果次第で、韓国女子サッカーは今後大きく変わっていくかもしれない。

FOOTBALL ZONE編集部
7/30(日) 19:30配信
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