「朝鮮内ニ於ケル頻々タル破壊運動(※1)、並ニ爆弾事件(※2)等ハ
言フモ更ナリ、内地ニ在リテモ東京駅ニ於ケル閔元植ノ横死(※3)、
府下大久保ニ於ケル李判能ノ邦人惨殺(※4)等」が記憶にあたらしく、
「一部不逞鮮人ニ対シテ自ラ戒心ノ情ナキコト能ハズ」という状況にあった

(※1)1919年3月1日の「独立暴動」など
(※2)1919年9月の斎藤実朝鮮総督の爆殺未遂
(※3)1921年2月における親日派の暗殺
(※4)1921年の連続殺人事件