中国不動産バブル崩壊が深刻化する「5つの理由」
中国経済が短期で回復すると見るのは間違いだ
https://toyokeizai.net/articles/-/700678
第5に、日本の住宅バブルは、実は崩壊しなかった。
なぜなら、ほとんどの日本人サラリーマンは真面目であるから、大半は日常の住居用の自宅をローンで購入しただけであり、投資用物件に手を出したのはごく少数だった。あるいは都市部の兼業農家などが土地を売ったりアパート経営をしたりという部分だけだった。

したがって、バブルが崩壊しても、誰も投げ売りをせず、異常な高値で買ってしまった自宅のローンを、小遣いを減らして、せっせと忍耐強く返し続けた。

だから、日本の個人消費は大きく収縮し、コスパがすべてとなった。
中国では、これと比べ物にならないほど悲惨なものとなるであろう。
なぜなら、個人の住宅購入額の半分以上は投資物件だからである。
誰も住まない。せっせとローンを返す必要はないかもしれないが(ローンの割合が低いから)、逆に無理して払ってしまった金は戻ってこない。

より悪い。今後、ぜいたく消費は激減するだろう。