・なぜ、わざわざ海外のメイクをするのか。
いま、女子高生や女子大生の間で絶大な人気を誇っているのが中国メイク。

真っ白な肌や赤いリップが特徴で、立体感を意識したメイクが若い世代の間で圧倒的に支持されています。SNSには#純欲メイク

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・そもそも純欲メイクって何?
今や中国メイクは「チャイボーグ」ではありません。「純欲メイク」なのです。

➀完全無欠、毛穴皆無の真っ白な肌

(2)ラメがふんだんに使われたアイシャドウ

(3)束感命のまつ毛

(4)シャドウとハイライトで作る、鼻梁の通った鼻筋

(5)眉毛はあくまでふんわり感重視

など、隙のない美しさと守りたく愛らしさを両立させたのが純欲メイクなのです。

ではなぜ若い女性は日本のメイクから離れ、中国のメイクにハマっているのか? 徹底分析してみました。

➀テレビの衰退とSNS・サブスクリプションの台頭
これはもうダントツの理由と言っても良いでしょう。むしろ、SNSやサブスクリプションの台頭がテレビ離れを生んでいるのですが。

これらの普及によって、海外の女優やインフルエンサーを目に触れる機会が多くなったのです。

特に中国は、日本人の骨格と近いことから「メイクが真似しやすい」というのが大きなポイントです。
「美しい女優やインフルエンサーのようになれる」という憧れが、このブームを生み出しているのだと考えられます。

(2)価格が安い
中国のコスメは、日本のコスメに比べて価格が安いのが事実です。

特にSNSに触れる若い世代が、手にしやすい価格ということが支持を受けている1つの理由だと考えられます。

(3)女性の社会進出・キャリア向上
©Getty Images 女優 ファン・ビンビン(中国)41歳

これもかなり大きな理由であると筆者は考えております。

女性の社会進出などはもうずいぶん前から言われていることではありますが、ここ10年くらいはハイキャリアの女性の数が特に増えているのです。

中には、生涯独身という道を選ぶ女性も多いほど。言葉を選ばずに言えば、もう、経済面で男性を頼る必要が無いのです。

そのため、激しい実社会の中で生き抜くために、いわば「武装」として、韓国や中国の強いメイクを参考にするわけです。
中国のメイクが、日本人の男性にウケが良くないというのはよく聞く話ですが、そもそも男性ウケなど狙っていないわけですね。

実際に中国では、第一線を走る女優は30代後半〜40代がメイン世代。

「40歳には見えない美しすぎる」「しかも女優としてのキャリアを築いている」

こういったロールモデルが沢山いることもあり、中国の美に女性たちが憧れるのです。

いかがでしたか? 今、若い女性が求めているのは、「自立した強い美しさ」です。これからもこのトレンドは続くと筆者は予想しております。
中国メイクの台頭は、社会情勢も影響していたわけですね。

Text:FORZA STYLE
9/16(土) 7:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d778a3e844a7f94d1b848309ee76bcc4d07ddb7