◆金立山と徐福

金立山には山頂に奥宮があり、そこから下って
本宮、中宮、下宮という4つの金立神社があり、
徐福やニニギノ命の父のオシホミミ命や
穀物神の保食神を祀っている。

保食神は伊勢神宮外宮の主祭神・
豊受大神と同一神と言われる。

境内には徐福が不老不死の薬草を授かったという
「甲羅弁財天」がある。

保食神を祀る神社は日本中にあるが
特にこの神社は徐福船団による
日本への二度目の稲作伝来を象徴している。

また金立神社は、日本海側において最も格式が高い、
出雲大社の真の本殿である籠神社と構造的によく似ている。

丹後半島の付け根の籠神社も
境内に「亀」に乗った倭宿禰の像が鎮座し
ニニギノ命の父のホホデミ神や、穀物神の豊受大神を祀る。
徐福の上陸伝説がある点も同じだ。

つまり金立山は九州に作られた
第二の籠神社とも言えるのである。