不良債権処理をやった当事者からすればソフトランディングなんてやる余裕はないだろう
日々積み上がる延滞利息と減らない元本
売れない不良在庫の処分にもコストがかかる
特に中国の不動産デベロッパーは社債利回り10%以上出していたから金利負担も物凄く高い
これが意味するものは不動産からの収益力が高くならないのに元利合計の負債の伸びが物凄い勢いで増えていくという事
結局やるべきは不動産を収益力ベースの価格に引き直す事
マンション価格を例に出せば日本の低金利でも適正な購入価格は年収の6年分程度と言われているから中国の方が金利が高いので5年分程度だろう
マンション価格が年収の60年分なんて報道が有ったがまあ40年分だとして1/8程度迄早急に引き下げてマーケットを回復させないといけない
そして売れないものは取り壊しなりをして資産としては消さないといけない
でこれをやると不動産関連のGDPが当然1/8まで下がる
そこに資金を提供してきた金融機関も投資家も物凄く痛むので投資はリスクビジネスだからうしなっても仕方ないが金融機関への公的資金注入をせざるをえなくなる
其処から更に全体のGDPが本当は下がるのだが当然収益力も更に下がるのでもう一段二段の値下げが必要になるだろう
で最終的に均衡する状況に持っていかざるを得ない