「アップル·TSMCより現金が多い」···「100兆実弾」装填した三星電子

●厳しい状況でも現金「108兆ウォン」維持
アップル·TSMC60兆、マイクロン10兆


サムスン電子の現金保有額が100兆ウォンを上回ることが分かった。 ライバル会社のアップル·TSMCの2倍水準に迫った。 同社が保有している現金は、韓国企業が保有している総現金(564兆6656億ウォン)の10%水準に達した。 十分な実弾をもとに超格差優位を確保するための投資を続ける方針だ。

28日、サムスン電子によると、3月末に同社が保有している現金性資産は108兆1800億ウォンと集計された。

サムスン電子が保有している現金はライバル会社を圧倒した。 アップルが保有している現金は昨年末483億400万ドルで、ウォンに換算すれば約64兆2900億ウォンに達した。 TSMCの現金性資産は今年3月末66兆9800億ウォン(1兆5892億台湾ドル)に達した。 メモリー半導体のライバル会社であるSKハイニックスと米マイクロンの現金性資産はそれぞれ6兆1360億ウォンと12兆4100億ウォンと集計された。

サムスン電子は半導体価格が暴落するなど厳しい経営環境に直面した。 このような環境にもかかわらず、大規模な投資を続ける底力は、ライバル会社を圧倒した現金性資産だ。 三星電子は今年、設備投資を昨年の水準(53兆1153億ウォン)ほど継続する計画だ。

ライバル会社が投資を減らしている間、サムスン電子は投資を増やし、超格差の優位を確保する心算だ。 このような超格差の歩みは100兆ウォン規模の現金が後押しした結果だという評価が出ている。 1996~1998年、2007~2009年など半導体価格が暴落した氷河期を体験したサムスン電子が当時の経験を土台に逆発想投資を継続したという分析もある。