【北京=三塚聖平】中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は1日の記者会見で、
米サンフランシスコで11月中旬に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた米中首脳会談の開催について
「中米双方はサンフランシスコでの首脳会談実現に向けて共に努力することで同意した」と表明した。

汪氏は同時に「サンフランシスコに向けては自動運転≠ノ頼ることはできない」と発言。
米側に「妨害を排除し、障害を克服し、共通認識を増進し、成果を積み重ねなければならない」と求めた。
首脳会談実現に前向きな米側を揺さぶり、できる限り有利な条件での開催にこぎつける狙いがあるとみられる。

ロイター通信が米政府高官の話として、米中両政府は10月31日までにAPEC首脳会議に合わせて
バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が首脳会談を行うことで原則合意したと報じた。
米中首脳会談は昨年11月以来1年ぶり。

2023/11/1 18:00
https://www.sankei.com/article/20231101-5SFIQEU2KBNRVPN2K4GMJV3DKM/