世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が、東京都渋谷区の一等地にビルとその土地を所有していることが新たに分かった。推定評価額は5億4705万円。毎日新聞の調査で教団の所有権が判明した土地は計100カ所となり、推定評価額は権利関係が複雑な1カ所を除き計92億6600万円となった。【安藤龍朗】

【一覧】8億超えも…旧統一教会が所有する土地の推定評価額トップテン

 ◇教団本部もある高級住宅街

 これまでに実施した調査の対象は、教団が8月時点でホームページ(HP)で公表していた教会など関連施設296カ所。このうち、教団が少なくとも土地99カ所・建物91棟の所有権を持つことが既に判明している。だが、今回のビルはHPで公開されておらず、他にも教団が所有権を持つ物件が存在する可能性がある。

 新たに所有が判明したのは、教団本部の向かいにある鉄骨3階建てのビル。江戸時代に紀州徳川家の下屋敷があり、現在は都内指折りの高級住宅街として知られる松濤(しょうとう)地区に建つ。

松濤とか岸信介先生直々に手配した物件かな