韓国の教育当局が子どもの大学修学能力試験(修能)において不正行為を摘発したとの理由で、
監督官を務めた教師を脅した受験生の保護者を警察に告発した。

1日、教育部とソウル市教育庁は保護者のA氏を脅迫、名誉毀損、個人情報保護法違反の容疑で
ソウルヤンチョン(陽川)警察署に告発したと明らかにした。

教育部とソウル市教育庁、ソウル教師労働組合などによると、A氏は修能翌日の先月17日と21日、
監督官が在職する学校を訪れ、脅迫・暴言などを行った。

さらに当該教師に対し「教職から退かせる」と発言し、当該教師との通話では「私は弁護士だ。
私たちの子どもの人生を台無しにしたので、あなたの人生もダメにしてやる」との話もしたという。

A氏は警察大学を卒業した後、弁護士として働き、現在は大手の警察公務員学院に在職するスター講師として知られている。

問題が大きくなるとA氏は先月27日、自身が運営するオンラインカフェに文章を載せ
「監督官の先生に申し訳ない。示談になればいいのだが、この部分は供託を通じて少しでも過ちを悔いたい」と謝罪した。
その一方で、子どもは不正行為をしたわけではないという考えを固守した。

また、教育界で指摘された監督官の在職学校の情報を取得する過程で違法はなかったと釈明した。

A氏は「うちの子は終了のベルの後、答案にマークをしていない」と述べた。
A氏は「終了のベルが鳴り終わる前に当該監督官が(うちの子の)手を叩いたと周りの受験生3人が証言してくれた。
教育部不正行為審議委員会に内容証明を送った」と主張した。

一方、市民団体の庶民民生対策委員会も先月28日、脅迫、業務妨害、名誉毀損、個人情報保護法違反の容疑で
A氏をソウル警察庁に告発している。
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2023/12/01 20:48
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