臨時国会が閉会し、いよいよ東京地検特捜部が自民党最大派閥への強制捜査に乗り出す方針を固めた。政治資金パーティー券の販売ノルマを超えた分を所属議員にキックバック(還流)していた裏金疑惑をめぐり、特捜部は会計責任者や議員秘書らの聴取を重ねており、議員本人の一斉聴取や関係先の家宅捜索で解明を急ぐ。

 そんな中でも文春オンラインが13日、「《安倍派幹部に新疑惑》西村康稔経産相が捜査中に『架空パーティ』を開催していた!《儲けは1回数百万、経産官僚をサクラに…》」という記事を発信。Xでも「架空パーティー」がトレンド入りした。「架空パーティー。すごいのきた」といった投稿もみられた。サクラを使ったパーティー1回で数百万円の儲けを出していたとされるのだから、国民からしてみればたまったものではない。あまりにひどすぎる。

 支持率が1割台まで下落した岸田文雄首相。今後は一体どうなるのか。政界事情に詳しい経済アナリストの佐藤健太氏は「首相は『火の玉となって自民党の先頭に立つ』と語っているが、何ら具体策を示さず空虚に映る。もう終わりの始まりだろう」と指弾する。

ルールをつくる側が法令違反
 「たしかに安倍派の問題はひどいものだ。でも、これでは検察によるクーデターみたいなものではないか!」。特捜部による捜査が進む中、岸田首相に近い自民党議員の1人は不快感を隠さない。11月から連日のように「検察リーク」と思われる情報が新聞紙面を賑わせ、ただでさえ下降線をたどってきた岸田内閣の支持率は各種世論調査で「危険水域」から抜け出せなくなった。この時期に活発化する来年度税制改正大綱の作業は迫力を欠き、本来決めるはずの多くが先送りとなったことに自民党ベテラン議員は苛立つばかりだ。

もう高市総理しかないねww