ー中略ー
今や最大勢力となっている韓国人観光客ですが、東京での宿泊地は意外にも東銀座が人気といいます。
数十回以上の訪日経験があるソウル在住の旅行愛好家で会社員・金由美(キム・ユミ、仮名)さんも今月中旬に訪日し
東銀座を拠点に東京観光を楽しみました。それにしてもなぜ“東銀座”が好まれるのでしょうか。その理由を聞きました。

【写真】築地場外市場で食べた激安海鮮丼 実際の写真
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・築地場外市場で激安海鮮丼を堪能 お値段は800円
 日本だけではなく欧州、東南アジアなど数々の海外旅行歴があるユミさん。30代半ばにして訪れた国は10か国以上ですが、
東京での定宿はほぼ東銀座だといいます。その理由は「格安チケットを購入して訪日する場合、到着地は成田空港となります。
特急券が必要な京成スカイライナーは使わず、京成アクセス特急に乗車すれば乗り換え0回で東銀座駅に到着します。
所要時間は1時間17分。スマホをいじっていればあっという間に到着します」。

 日本人はあまり意識していないかもしれませんが、東銀座には瀟洒(しょうしゃ)なビジネスホテルがけっこう多く建っています。
ユミさんのお気に入りは築地場外市場に面する交差点付近のホテル。朝食込みで1泊1万3000円ほどです。
やや高い気もしますが、ソウル市内で同レベルのホテルを予約すると1万5000円以上かかるためリーズナブルに感じるそうです。

 旅慣れているユミさんが東銀座を選ぶ理由は他にもあります。
「新宿、渋谷は人で混雑していますし空港からのアクセスに時間がかかります。東銀座のビジネスホテルに泊まると、
銀座の目抜き通りまで徒歩10分ほどですし、周囲にはおしゃれなレストランやカフェもたくさんあります。
今回泊まったホテルの朝食付プランはホテル1階のカフェ、徒歩4分の『築地魚河岸食堂』、徒歩2分の喫茶『KOMEDA is』の
どれかを選んで食べられます。2日目の朝は『KOMEDA is』でヨーグルトサラダセットをいただきました」。

 このホテルにはレディースルームが設けられており、通常より1時間遅い正午のチェックアウトが可能。
日本のビジネスホテルの多くは午前10時チェックアウトとなっており、正午チェックアウトに慣れている一部の外国人観光客からは
不満の声が上がっていますが、こうした点に配慮しているところも人気の理由のようです。
一方で、ユミさんは成田空港や羽田空港から都心に向かう深夜バスが充実していないこと、JR、私鉄、地下鉄相互の乗り換えが
煩雑なことに戸惑うといいます。しかし、それでも東京の街には魅せられています。

 東銀座といえば、忘れてはならない有名観光スポットが築地場外市場。
連日、中国や米国、欧州、東南アジアからやってきた外国人観光客でごった返しており、ビックリするほど高額な寿司や
海鮮丼を目当てに行列を作っていますが、ユミさんは「3日目の朝は午前8時ごろに市場に出かけて海鮮丼をいただきました。
800円と大変お得な値段でした。この日は昼の便で韓国に帰国したのでいい思い出になりました」と振り返りました。
ー後略ー

Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム
12/25(月) 8:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f7afa418b0f283f4e0434d136c4ad8759677f70