ただ1950年代末のロカビリーの録音を聴くと
キンピカで羽を生やしたアメ車を思い浮かべるのは
おそらく初めてHi-Fiに接した人の求める音の標準を示している。

単純には外耳の共振を強調した、耳に刺激のある音で
この手のサウンドは刺激に慣れてしまうと、段々と鈍感になってしまう。
違うのは1950年代のティーンズは、高音の伸びないラジオや蓄音機で試聴してたのに
1990年代のティーンズは、より刺激の強いインナーイヤ型ヘッドホンで試聴してたこと。
その後の世代で起こるロックやソウルのような広がりまで展望できるか?
そういう目線でもオーディオのデザインを考える必要があると思う。