830 名無しさん@お腹いっぱい。 2021/01/08(金) 03:09:06.96 ID:rjNPtKxM
>>827
まずMCとMMの違いから勉強した方がいい
その構造から(省くから自分で調べて)MCの方がMMよりも発電力が小さいので、その電圧をMMと同等まで「昇圧」させる為のトランスだから昇圧トランスという

つまりMCカートリッジをMM入力のフォノイコに繋いで音を出す為の物
フォノイコはレコードに記録された特殊カーブを元に戻す為のイコライジングをする為のもの
レコードの溝は、隣り合った溝と干渉するし、振り幅や速度などの兼ね合いから低い音を記録する事は出来ない
(低い音は波が緩やかな上回転速度も早く低周波に出来ない。
例えば黒板を針で傷つける時、早く針を動かすと高音に、ゆっくり動かすと低音になるが、いくらゆっくり引っ掻いてもある低さより低い音にはならない)
から低域を高くして記録し、再生時に低域を低くして再生する
この特性を定義付けた規格の一つがRIAAであって、その処理をするのがフォノイコ

これはレコードの事なのでカートリッジの種類であるMCやMMは関係ない
もともとレコードプレーヤーはMMが普及しており、アンプのフォノ入力もMMしか接続出来なかった
その後発電力は低いけどその分微細な音をピックアップできるMCが出てきた(なんでかはMCとMMは何の略かを調べてくれ)
だからそのMCを使えるように小さい電力をMMの域まで上げる必要があったので昇圧トランスというものが出来た