>>542
あるマルクス主義者が制度論を展開して、それを受けたマルクスの方法で政治学を展開した弟子筋の学者さんが、共産主義は成立しないという結論を出しました。
四十年以上前の著作の末尾でさらっと書いていて、師が亡くなった後に展開しています。
もう一人の方も、理系の方なんですがあれだけあちこちで社会実験を繰り返してダメなんだから、人間社会には向いていないと結論しました。
新約聖書学はプロテスタントが自らの正統性を証明するために、聖書を様々な側面から研究します。
ところが、初期教団はカトリック的であることが証明されます。
この場合、プロテスタントとは聖書と信徒が個々で向き合い、カトリックは神父が介在し導きます。
さらにキリスト教とイエスは無関係で、その思想とは敵対的ですらあることも、イエスはキリスト、つまり救世主ではないことを証明してしまいます。
ブルトマンという新約聖書学の泰斗は、わたしの学問と信仰は無関係だと表明せざるを得ませんでした。