●マインドフルネスとは意識の状態のこと

マインドフルネスとは、「“今ここ”に意図的に意識を向け、価値判断をせず、
ありのままに受け入れている状態」を指します。元々は仏教の教えに由来した思想ですが、近代になって宗教色が排除され、医療プログラム・ビジネススキル・自己啓発スキルとして広まっていきました。現在では、多くのトップビジネスマンが実践していることでも話題になり、メンタルコントロールメソッドとして大きな注目を集めています。


●“今、ここ”に意図的に意識を向ける…ってどういうこと?

誰しも、目の前で起きている出来事よりも、頭の中の思考に囚われてしまうことが
あります。思考がポジティブな内容ばかりであれば良いのですが、「なんであんなこと言ってしまったんだろう」「いつになったらコロナは終わるんだろう」「1年後、
ちゃんと仕事あるだろうか」などネガティブな内容ばかりが頭を占めていると、
実際は起きていないにもかかわらず不安や後悔・悲しみ・怒りなどを感じてしまいます。そこで、“今ここ”だけに意図的に意識を集め、今感じる必要のないストレスに心が濁されないようにするのです。


●価値判断をせずにありのままに受け入れる…ってどういうこと?

私たちは普段、目の前で起きた出来事に対して逐一「良い・悪い」「正しい・間違っている」
「意味がある・意味がない」などと主観に基づいた価値判断をしがちです。しかし
マインドフルネスの考えでは、目の前の出来事に対して価値判断をせずにありのままを観察し、事実だけにフォーカスするよう心がけます。そうすることで、物事を
客観的・俯瞰的に見る力・状況に応じた適切で冷静な対応をする力を養います。

https://eonet.jp/health/article/_4104670.html