1ちーたろlove&peace ★2019/10/02(水) 17:15:47.43ID:ZeF28ZCQ9

2019年10月2日 15時47分

『“天才少年”を年収3000万円で新規採用』

中国の通信機器大手「ファーウェイ」の話です。貿易摩擦など米中の対立を背景に、アメリカからの締め付けを受けるファーウェイ。弱っているのではないかと思いきや、逆に研究開発を強化して対抗しようとしています。アメリカが名指しで警戒感を示す、注目の中国企業の開発現場を訪ねました。(広州支局記者 馬場健夫/政経・国際番組部ディレクター 青木康祐)

■ファーウェイ 任正非CEO

「我が社は危急存亡の瀬戸際にある。歴史の中で最も危機的な時期を乗り越え、新たな軍隊を生み出し、世界制覇するのだ」

ファーウェイの創業者、任正非CEOは、ことし8月、従業員向けのメールで強い危機感を示しました。

背景にあるのが、アメリカの圧力です。アメリカ政府は5月、安全保障上の懸念があるとして、自国企業が政府の許可なく、ファーウェイと取り引きするのを禁止するなど、締め付けを強めています。

この影響でスマートフォンの海外販売が落ち込み、今年の売り上げは、想定より1兆円減少する見通しです。
『研究開発費はトヨタの1.5倍』
逆境のファーウェイが対抗策として取り組むのが「研究開発の強化」です。

国際特許を出願した件数が去年、世界1位のファーウェイ。研究開発費は、去年1年間で1兆6000億円相当と、トヨタ自動車の1.5倍に上ります。

今回、その研究開発の現場に、特別にカメラが入りました。案内されたのは、ファーウェイが最も力を入れる次世代の通信規格「5G」に関連する広東省と上海の研究施設。

SF映画に出てくるような近未来的な部屋にあったのは、5Gの通信機器が発する電磁波を測定する設備です。測定の効率をこれまでの20倍に高める画期的な装置で、製品の開発期間の大幅な短縮が見込めるといいます。
5Gの普及のスピードを加速させるための開発も行われていました。5Gの通信に不可欠な基地局に使われる素材について、重さを以前の4分の1に軽量化する開発が進められていました。

部品の重さは、女性が片手で持ち運べるほど軽くしていて、設置にかかる手間とコストを削減できるといいます。

無線通信製品の市場責任者の彭紅華氏は、私たちに自信たっぷりに話しました。