1プラチナカムイ ★2019/10/04(金) 01:13:25.45ID:zbdoWojN9

「森山は地元同和の大物という話だが何か知っているか?」。「“ 人権(同和)絡み”だから森山はタブー視されてきた」。
関西電力の役員が高浜町(福井県大飯郡)の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受けていた問題で、大手メディアの記者やウォッチャーからこんな連絡を受けたのは先週末のこと。
森山の住所と高浜町の同和地区を照合すると確かに“ビンゴ ”だから関心を寄せていたのだが…。単純な噂だとは思えない。
億単位のカネが動き、関電のような巨大企業が恐れ、役員に金品を提供するという不可解な行為、こんな異常な現象だからこそ根拠と確信を得た。「同和が絡まぬわけがない」。こういう思いを抱いて高浜町に向かった。

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高浜町と言えば福井県嶺南地方、通称、“原発銀座 ”に位置する自治体だ。
と同時に福井県下で最も同和事業が盛んで、森山の自宅がある西三松にしみまつの隣保館「高浜町立三松センター」にはかつて部落解放同盟福井県連合会があった。
関西地方に行けば市役所、町役場、公民館に人権標語が掲げられることは珍しくない。ただ北陸地方は同和のイメージが薄い。
しかし高浜町は北陸にあってしっかり“同和推し ”をしている。こんな町だ。

高浜町住民生活課の窓口に設置してある。この町のどこに部落差別があるのか不思議だった。

議会には同和問題対策委員会もあった。
それにしても今回の問題に違和感を覚えた人も多かったのでは? 
再稼働や拡張工事など地元の理解を得るため電力会社側が有力者に金品を提供するというシナリオならばありえる話だ。
しかし地元側から電力会社に金品提供とは前代未聞。なぜこんな事態が起こりえたのか? 
それは“ 同和のドン ” 森山が解放運動を背景に高浜市、そして関西電力を屈服させてきたからだ。
あるいは森山が同和絡みというのは言及されなくても、こんな報道から見て取れる。

10月1日、MBS(毎日放送)によれば関電は森山に原子力担当の幹部職員を対象にした人権教育研修の講師に招いていたと報じた。
こうした場合の「人権」とは一般的な「人権」の概念とはかなり異なる。行政・企業にとって「人権」とは「同和」を示す一種の隠語といった存在だ。
この点は過去にも指摘してきたが、一応補足しておこう。そして森山の足取りである。

今回は「森山栄治」を含めて、彼を取り巻いた人物は故人が多い。
笹沢左保の推理小説『死人狩り』ではないが、物故者の爪痕を探るのも骨が折れる。
何しろ森山は享年90歳だからその関係者も当然、高齢者で助役現職時代を知る人は少ない。
森山の経歴を見るといくつか興味深いことがある。時系列で紹介する。

1969年12月11日に高浜町に入庁。
1971年に総括課長兼建設課長。
1975年10月11日から1977年3月31日まで収入役。
1977年4月1日から1987年5月31日まで助役。

入庁からわずか二年で課長になった上、「統括課長は森山のために作られた肩書き」(町関係者)。

(中略)