1ガーディス ★2019/10/05(土) 00:28:06.85ID:chA7Nzez9

関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(今年3月に90歳で死去)から多額の金品を受け取っていた問題で、町議会は3日、原子力対策特別委員会を開催。町議会の要請に応じて説明に訪れた木島和夫・高浜発電所長らに対し、議員から「信頼は失墜した」「遺憾だ」などの厳しい声が続出した。

 冒頭、松岡茂和委員長が「関西電力の信頼の失墜、町のイメージダウンにつながったことは大変残念。今後の再稼働など様々な問題に影響を及ぼす。町民は動揺し、不安があり、委員会として注視していく」と発言。

 関電側は「信頼を裏切り、迷惑をかけたことを改めて深くおわび申し上げる」と陳謝し、2日の記者会見で公表した調査報告書に基づき、問題発覚の経緯や金品の受領、返却状況などを説明。「多額の金品を受領したことは異常な事態。第三者委員会の中で徹底調査したい」などと釈明した。

 議員からは「『返せなかった』は言い訳になっていない。なぜ毅然きぜんとした態度がとれなかったのか」「一個人に電力会社が屈したことが何よりの問題」「発電所の安全、安心が確保されていることを発信してほしい」などの質問や要望が出された。

 木島所長は関係者への説明や謝罪を尽くすことを強調し、「安全運転を続けながら信頼回復に努めたい」と述べた。

 委員会終了後、上尾徳郎議長は、報道陣に対し、「根本を解明し、町民に見える形で説明してもらいたい。町民、議会としても(今後の調査を)しっかり見ていきたい」と語った。

 その後開かれた臨時会で、この問題への町の関与を調べるための議会監査請求を求める決議案が提出されたが、反対多数で否決された。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191003-OYT1T50307/