■駅で揉めてメディアに連絡

 伊是名氏はこの件をメディアにも連絡しており、今後、記事化されるであろうとしている。一足先に内容を自身のコラムにアップし、Twitterからも誘導しているが、その反応を見ると批判的な人は少なくない。

 僕も伊是名氏の対応には大いに疑問を感じる。障害者の方のために、全ての駅がバリアフリーになっていることが望まれるのは言うまでもないが、現実問題として一気に全駅というわけにはいかない。その分、駅員が個別に対応することで便宜を図っているのは、多くの人が知っていることであろう。

 重そうな車椅子を駅員が力を合わせて運んでいるシーンを、日常、目にすることは多い。しかし、その対応も物理的に限界はある。ローカル線で1日の乗降客数が3,000人にも満たない小さな駅に、いざというときに対応できる駅員を3人も4人も配置していたら、会社の存続に関わることになりかねない。
 
https://reiwa-kawaraban.com/society/20210405/
2021年4月5日