アンチ同士が仲良くなるのは感情が一致するから

悪口をいうことで仲良くなれる、共通の敵を作ることで仲良くなることは、心理学者ハイダーによるバランス理論で説明ができます。

バランス理論は、3つの関係において、好きを「+」、嫌い「−」とした場合、3つの関係をかけ合わせて「+」になった状態が最もバランスが取れ心地よい状態になるという理論です。

 

バランス理論をアンチの関係で見ていくと…
•アンチA → 物事 =「−」…(1)
•アンチB → 物事 =「−」…(2)
•アンチA → アンチB=「+」…(3)

よって、(1)×(2)×(3)=(−)×(−)×(+)=(+)

となり、バランスが取れた関係でお互いにアンチ同士の距離が縮まり意気投合します。

バランスから分かることは、人間は自分の気持ちと同じ気持ちを持っている人と意気投合しやすいということです。

ファンはファン同士で仲良くなり、アンチはアンチ同士で仲良くなるのはそのためです。