「僕は何を探してるんだろう?」は、退団後さらに深化したふたりのつながりがあってこその最新作。本間節といえる魅力的なメロディを歌う柚希に未来を感じた人も多かったことだろう。

ラストスパートは「男役をやっていた頃はこういう曲を歌うなんて考えられなかった」というドリカムの「うれしい!楽しい!大好き!」から。開放感と躍動感あふれる姿につられて、弾けるような手拍子が沸き起こる。

その勢いに乗って骨太なロック・ナンバー「Maybe if...」を力強く歌いきって柚希は、「ありがとうございました!」と支えてくれたバンドメンバーを紹介した。もちろん拍手は鳴り止まない。うれしそうに、照れくさそうに、柚希はまた「うんうん」とうなずいて会場を見回した。